海釣り歴10年の私が、最近感じていること。それは…
私が普段釣りをしている近所の海は、都心からの交通アクセスが良いせいか、平日も釣り人でいっぱい。
そのせいで魚が寄り付かなくなってしまったのか、年々釣れなくなってきています。
10年前なら、季節を問わず堤防で釣り糸を垂らしていれば何かしら釣れていたのに、今ではボウズが当たり前。
最初のうちは「ま、こんな日もあるか」と思っていましたが、釣れない日が何日も続くと、いい加減ウンザリしてきます。
私は魚を釣りに来ているのであって、海に釣り糸を垂らしながらボーッとしに来てるわけではないのです。
技術がある人なら、どんな海でも釣れるのかもしれません。
でも、周りの人もまったく釣れている気配がないところを見ると、魚が少ない(もしくはいない)としか思えないのです。
海釣りがマンネリ化してきたある日、いつも一緒に釣りに行く夫がこんなことを言いました。
「管理釣り場でトラウトフィッシングでもしてみる?」
管理釣り場とは、その名の通り人が管理している有料の釣り場のこと。
人工の池や、自然の川を区切って管理されていることが多く、主にニジマスがよく釣れるようです。
夫は何度か友人と行っていましたが、私は管理釣り場は未経験。
初心者でもできるのかな…?と不安でしたが、行ってみたらびっくり。
簡単で、しかもとても楽しかったのです!
釣れない海釣りにウンザリした人にこそ、管理釣り場でトラウトフィッシングをしてほしい!
私の管理釣り場デビューしたのは、神奈川県相模原市にある「早戸川国際マス釣り場」というところ。
管理釣り場というと狭くて人工的なイメージがありましたが、思いっきり大自然でした。
堤防や漁港の海釣りより、ロケーションがいいかも…?
夫にトラウトフィッシング用の釣り竿とルアーを貸してもらい、いざ釣りを開始!
すると…。
開始30分ほどで立派なニジマスが釣れました!
最終的には、夫婦2人で15尾ほど釣ることができて、びっくりです。
釣れるのが面白くて、朝6時から17時まで時間を忘れて楽しんでしまいました。
釣りをしていて、こんなに子供のようにはしゃいだのは、何年振りでしょうか…。
管理釣り場のトラウトフィッシングをおすすめする理由
私が管理釣り場をおすすめする理由は、全部で3つあります。
理由①魚がちゃんといるし、釣れる
釣れない釣りは退屈なものですが、もっと最悪なのが、「生き物の気配がないこと」。
魚がいるかどうかもわからない海に向かって、何度も何度もキャストし続けるのは、もうちょっとした苦行ですよね。
その点管理釣り場では、透き通った川の中に、ニジマスが泳いでいる姿を確認できます。
魚がいるのを目で確認できると、「あとは自分の腕次第!」と、やる気も出てくるもの。
さらに、管理釣り場には「放流タイム」というものがあります。
1日に何度かトラックが来て、川の何か所かに魚を放流してくれるのです。
この「放流タイム」のおかげで、大勢の人がバンバン釣ってしまっても、魚がいなくなるという事態にはなりません。
放流されるニジマスは、どれもなかなかの大きさの成魚。
強い引きが楽しめて、釣りあげた時の達成感もあります。
普段海で小物釣りばかりしている人にとっては、大物と格闘できる、またとないチャンスです。
理由②釣り堀のような閉塞感がない
私が行った「早戸川国際マス釣り場」のように、交通アクセスがちょっと悪い自然が豊かな管理釣り場は、ロケーションが最高です。
釣りをしている人はたくさんいたものの、敷地がそもそも広いので、特別混雑しているようには感じませんでした。
ただ、場所によっては昔ながらの釣り堀のような小じんまりとした所もあるようなので、釣り場の風景を画像検索してから行くことをおすすめします。
理由③釣れた魚はその場で食べても、持ち帰ってもOK!
管理釣り場は、バーベキュー場が併設されていることが多く、釣った魚をその場で食べることができます。
きれいな景色を眺めながら釣りたての魚を炭火で焼くと、もう最高です!
釣った魚をその場で食べるのって、漁港や堤防じゃなかなかできませんよね。
その場で食べる魚を捌くついでに、持ち帰る用の魚も下処理してしまえば、家に帰ってからの調理もとっても楽です。
ニジマスは、ヤマメやイワナと比べて美味しいイメージがあまりないかもしれませんが、調理次第ではけっこう美味しく食べられます。
おすすめの調理法は、塩焼き、ポワレ(表面をカリカリにしたソテー)、南蛮漬けなど。
ガンガン釣れる体験をして、釣りへの情熱を取り戻そう!
管理釣り場で久々の大漁を経験した私は、「やっぱり、釣りって魚が釣れるから楽しいんだよな~」と、当たり前のことをしみじみ思いました。
目の前で魚が放流されているのを見てしまうと、ちょっと「釣らせてもらってる感」はありますが、釣れないよりはずっといいです。
さらに、管理釣り場の魚たちは賢いので、いくら魚がたくさんいるからといって、入れ食い状態ではないのも楽しいポイント。
ルアーの色や形を変えてみたり、動かし方を変えてみたり、あの手この手で魚にアピールするのが面白いです。
釣れない日々が続いて、釣りへの情熱がなくなっていると思ったら、ぜひ管理釣り場に行ってみてください。
穏やかな風景とたくさんの魚たちが、あなたを迎え入れてくれるはずです。